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【かかるお金・もらえるお金】家づくりに関わるお金一覧

家づくりに関わるお金一覧
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家づくりで一番考えたくないこと……「お金

しっかり理解して家づくりをしないと、

こんなはずじゃなかったのに……

なんてことになりかねません。

ということで今回は家づくりに関わるお金を大まかにまとめてみました。

ぜーんぶ足したら数千万!

何のお金なのかしっかり理解して使いたいですよね。

家づくりでかかるお金

土地を用意するのに必要なお金

まずは家を建てるための土地を用意するために必要なお金です。
(建て替えなどすでに土地をお持ちの方には関係ありません。)

土地代

土地を買うためのお金です。

土地関係諸費用

土地を購入する際に必要となる土地代以外の費用です。

土地の登記に必要な登記費用、土地の測量に必要な測量費用などがあります。

また、土地を不動産業者から購入する場合は仲介手数料、ローンで購入する場合はローン手数料や印紙代が必要になります。

家を建てるのに必要なお金

家を建てるための費用は大きく3つあります。

本体工事
付帯工事
諸費用

の3つです。建築費用の総額はこの3つの費用を足したものになります。
それぞれについてどのようなものかを説明します。

本体工事費

家本体を作るための費用です。総建設費用の7割~8割を占めます。よく聞く「坪単価」の多くはこの本体工事費を坪数で割ったものであることが多いです。

仮設工事費、基礎工事費、木工事費、外装工事費など建物自体(本体)を作るための費用です。

付帯工事費

建築会社が専門業者に依頼して施工する工事の部分にかかる費用です。

総費用の2割程度を占めます。

解体や造成などの家を建てる前準備にかかる工事や、
インテリア、電設工事費、外構工事費など建物に人が住めるような環境を整える工事にかかります。

諸費用

工事費以外の手続きや税に関わる費用や、その他の雑費です。

費用全体の5%~1割程度を占めます。

着工前の地盤調査費、登記関係費用、住宅ローンを利用する場合はつなぎ融資にかかる費用、地鎮祭や上棟式などにかかる式祭典費用、引き渡し後のインターネットや電話関係の工事費などが挙げられます。

家を建ててから必要なお金

引っ越し費用

旧居から新居への引っ越しにかかる費用です。

建て替えの場合は旧居から仮住まいへの引っ越しと仮住まいから新居への引っ越しの2回必要となります。

また、建て替えの場合で、旧居の荷物をトランクルームや貸倉庫などに預ける場合はその分の費用も必要となります。(これは建設中の諸費用)

火災・地震保険料

家が火災や地震などの災害によって修繕が必要となった時のための保険のための費用です。

住宅ローンを利用して家を建てる場合は加入が義務付けられます。

住宅ローンを利用しない場合は任意ですが、ほぼ100%入った方がいい保険です。

特に火災は近隣の住宅火災からのもらい火だとしても、出火元に損害賠償をすることは法律的にできません。
自衛のためにも必ず入ります。

固定資産税・不動産取得税

固定資産税は家や土地にを持っていることに対して課せられる税で、家や土地を持っている限りは毎年納税します。

不動産取得税は家や土地を新しく手に入れたことに対して課せられる税で、納税は1回です。

入居後に自治体の職員が家を見に来て、その家の「評価額」を計算します。

その「評価額」に基づいて金額が決まります。

固定資産税はその年の1月1日時点での所有者に課せられるので、1月2日以降に引き渡しの場合はその年は請求はきません。

修繕費

賃貸暮らしでは必要ありませんでしたが、マイホームでは必要となる、住居の修繕にかかるメンテナンス費用です。

一般的に電気系統が10年、外壁や屋根などの外回りが20年程度で大規模な修繕が必要となるといわれています。

その他

自治体や住んでいる地域によっては町内会に加入する際の加入金など地域コミュニティに必要な費用がかかる場合があります。

また、住んでみてから改めて必要となった家具家電の購入費用も必要となります。

費用削減のためにDIYを計画していた場合、その材料費も住んでから必要となる費用です。

その他家づくりに関わるお金

家を建てること自体に直接関係はありませんが、地味に必要な費用があります。

ローンとは関係ないところなので即家計に影響することもあるので注意が必要です。

書籍代

家づくりの参考にしようと購入した書籍の費用です。

本だけでなく雑誌も含めると家づくりをしている数年の間に数万は使ってしまう可能性もあります。

家づくりの参考に購入した書籍の大半は家づくりの途中で必要なくなってしまうものです。
古本や図書館などを利用するなど、抑えられるところは抑えることが大切です。

うり

その数万でオプション1つ増やせるかもしれないよ。

差し入れ費用

建設中に家を建てる作業をしてくれている大工さんたち職人さんに差し入れるお茶やお菓子の代金です。

挨拶費用

工事が始まる前、引っ越してきたときなどに近所にあいさつ回りをします。

その時に近所の方に渡す手土産の代金です。

1000円前後×近所(隣組)の軒数×2回で最低でも大体20000円くらいかと思います。

家づくりでもらえるお金

家づくりでは大きなお金が必要となるため、国や多くの自治体で家を買った人に対して優遇措置をとっています。

補助金はものによってはかなり額が大きくなりますので、しっかり調べてうまく活用していきましょう。

補助金

補助金は一番わかりやすく「もらえるお金」です。

ZEHや地域型グリーン化事業などの国を財源とする補助金と、県産木材を使用することを条件にするなど県を財源とする補助金、3世代同居や子育て世代の市外からの転入を条件とするなどの市を財源とする補助金があります。

補助金にもよりますが、財源が違えば併用できることが多いです。

うまく条件を満たすことができれば数百万円の補助金になることもあります。

土地がまだ決まっていない場合はそういった補助金が手厚い自治体を選ぶことも出来ます。

補助金の多くは設計前から申請が必要であったり、地元工務店を利用しなければいけなかったりと、具体的な建築が始まってからでは遅いものもあります。

必ずハウスメーカーを決定する前に「○○市 新築 補助金」などで検索するようにしましょう。

税制優遇

税制優遇は直接的にもらえるお金ではありませんが、税金が返ってきたり、払わなくてよかったりと、利用すれば得する制度となります。

住宅ローン減税

住宅ローン減税はその年の年末時点での住宅ローンの残高に応じて、払っていた所得税や住民税を返してもらえる制度です。

期間は建設年によりますが、今年(2021年)の場合は13年間、すでに払っている所得税と住民税の一部が返ってきます。

年末調整でお金返ってきたからラッキー♪

ってやつの大きい版ですね。

住宅取得にかかる贈与税の非課税枠

すねにかじりつきたいうり

簡単に言えば、「家を建てるときだけは贈与税払わなくてもいい金額をふやしてあげる」ってこと

普通、人からお金をもらうと「贈与税」がかかります。

しかし、この贈与税は総額が年間110万円以内ならかからないことになっています。

普段の生活で親からであっても無条件に年110万円(月9万以上)のお小遣いをもらうことはまずないと思うので普段は意識していないと思いますが、家を建てるときは別です。

頭金を親から援助してもらいたい場合など110万円とか全然足りません。

そこで、住宅を取得する場合に限り、一般住宅で最大1000万円までは贈与税がかからないようにしてもらえるのが、この制度です(2021.7現在)。

長期優良住宅など一定の条件を満たせば1500万円まで贈与税がかかりません(2021.7現在)。

年110万円とは別枠なので、一般住宅では1110万円までは税を払わずに援助してもらえることになります。

しかし、この制度を利用するためには申告が必要なので忘れないようにしましょう。

また、1110万円の上限まで援助してもらうと、その年に他の人から贈与を受けた(妻の母にお小遣いとして2万もらったとか)場合、即贈与税の対象になるので、余裕をもって援助してもらうことが大切かなと思います。

まとめ

以上、今回は「家づくりに関するお金」についてまとめてみました。

家づくりは普段では目にすることもないような莫大なお金が使われます。

どんなお金なのか、何のための費用なのかしっかり理解して後悔が残らないように使いたいですね。